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このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.26
外壁や屋根のリフォームと住まいの耐震を考える

外壁や屋根のリフォームと住まいの耐震を考える

 近年頻発する地震に対し、改めて住まいの耐震性を不安に感じる人は多いようです。実際、ポラスのウェブサイトでは耐震リフォームページへのアクセス数が増加中。なかには、耐震性や建物被害を考えて屋根の軽量化や外装の修繕などを検討する人も。地震で住宅が倒壊しなくても、屋根瓦の落下や外壁の剥離など甚大な外装破損の実態がテレビ報道などで伝えられていることが一因かもしれません。

 もとより、外装の修繕と耐震リフォームを一緒に考えることは、安心で快適な住まいを得るための理にかなったやり方です。そこで今回は、外装を切り口に住まいの耐震性能をアップさせる耐震リフォームをチェックしていきましょう。


外装リフォームで地震の被害を軽減する

 築年数の古い住宅では一般的だった粘土系の和瓦は、遮熱性や防音性がある反面、重量があるため建物への負荷が大きく耐震面ではマイナスです。 また、ひびの入ったモルタル壁や目地に亀裂の生じたサイディング壁を放っておくと浸水により壁の内側で木部の腐食が進み、住宅の耐震性能を大きく損なうことになります。

 柱や梁など、壁や天井仕上げに覆われた構造材と比べると、外装は状態を確認しやすい個所です。建物を包む外装の重さや劣化がその内側の構造材の傷みにつながると考え、外装修繕と地震による建物被害を軽減するための建物補修や補強をバランスよく行うことが大事なポイントになります。


“葺き替え”“張り替え”なら構造材もチェックできる

 重たい和瓦などを軽量の金属系やスレート系屋根材に葺き替えるだけでも、地震による建物の揺れを軽減することができます。また、葺き替える工程で下地の劣化も目で確認でき、腐食した木部をきちんと補修したうえで防水処理をやり直すので、雨漏りによる建物の傷みも防止できます。

 外壁を張り替える工程では、土台と柱の状態、柱と柱の間に斜めに入る筋交いの有無や傷み具合、また断熱材の有無もひと目で分かります。そのため、既存図面のない古い住宅であっても、構造に必要な筋交いの追加や室内の快適性を高める断熱材の充填を適切に行うことができるのです。


安心できる耐震リフォームにつなげるために

 外装リフォームを安心できる耐震リフォームへつなげるためには、きちんと耐震診断を受けることが必須。耐震診断には、図面などから簡単に行え、無料で実施している自治体も多い「簡易診断」と、建築士や診断士が実際に建物を調査する有料の「一般診断」があります。一般診断については補助金を出す自治体もあるので住んでいる地域の情報は事前に確認を。まずは無料の簡易診断を受けてみるとよいでしょう。

 また、ポラスのようにリフォームを手がける会社でも簡易診断、一般診断を行っています。建築士による詳しい診断ができるリフォーム会社なら、その後の耐震補強計画と工事を任せることも可能です。

 単なる外装修繕で終わらせないためには外装材のデザインや価格だけにとらわれず、建物を守り負荷を与えない素材や工法を選ぶことが大切。一方で、屋根や外壁の軽量化だけを求めれば遮熱や防音性能が下がり、住まいの快適性を損なうことにも。

 素材選びも耐震補強も肝心なのはバランスです。依頼先のリフォーム会社の経験値が問われるポイントでもあるので、丁寧な説明を求めて納得のいく外装&耐震リフォームを実現しましょう。

(コラム執筆)住宅&インテリアマガジン『LiVES』ライター 畑野暁子


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