ポラス施工物件の修理・補修工事のご相談 ポラス施工物件の修理・補修工事のご相談
知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.27
「よくある困りごと」を回避して安心リフォームを手に入れる

リフォームによくあるトラブルを知る

 リフォームは単に住まいの傷みを修繕するだけでなく、住まい手の暮らしをより良くする役割があります。当然のことながら、リフォーム会社選びや担当者とのコミュニケーション、施工会社の仕事の質などがとても重要に。とくに、住み慣れた家への想いを汲み取りながら不具合の解消をはかるケースなどでは、実績とコミュニケーション力、確かな技術が求められます。しかし、リフォーム関連業者が林立するなか、請け負う側の経験や知識不足によるトラブルも少なくないのが実情です。

 一方で、リフォームのトラブルはその事例を知ることで回避できる場合も多くあります。今回は、そうした「よくある困りごと」のケーススタディから安心できるリフォームを考えていきましょう。


リフォームのステージごとに想定される困りごとをチェック

 リフォームの流れにそって、「よくある困りごと」を見てみましょう。一般的な流れは、<相談と依頼先選び>から始まり→<既存住宅の診断とプランニング>→<工事費の見積り>→<契約>→<近隣対応・工事>→<完了検査>→<引き渡し>となります。

 初期の段階では、リフォーム会社と信頼関係が築けないことから始まる困りごとがメインに。見積りなど中盤に差し掛かるとコストやプランに対する不安、工事が始まると近隣や現場での具体的なトラブルが生じやすくなります。


リフォーム成功の鍵は初期段階からの信頼関係にあり

 「対応がいいかげん」「リフォーム会社と職人の仲が悪い」「職人のマナーが気になる」など、リフォームが進むにつれて依頼先への不満が増えるケースは少なくありません。しかし、依頼先選びの段階でリフォーム会社の対応の不備に気づくことができれば、そうした不満は回避できるものです。
 
まずは、リフォーム序盤の相談時に信頼関係が築ける相手かどうかをじっくり見極めること。相談窓口となる担当者の対応はもとより、工事を担当する職人や提携する施工会社との関係もチェックできるとベストです。

 たとえばポラスでは、工事に携わる職人を対象に「新規入場者教育」を実施。挨拶の仕方のほか、工事の安全を確保するための技術をしっかりと身に着けています。現場の美化など職人の意識も高く、依頼者からも評価されているようです。(※2)

 工事の質やリフォーム会社と職人の信頼関係などのよりリアルな情報を得るには、やはり経験者の声を聞くのが一番です。リフォーム実例をチェックするのも参考になりますし、フルリフォームの場合などは完成見学会(※3)を開催しているリフォーム会社もあるのでぜひ訪れてみましょう。実際の住まい手が立ち合い、リフォームの感想を聞ける見学会なら収穫はさらに大きそうです。


リフォーム中盤。プランやコストに納得できない?

 「工事範囲が食い違っている」「見積もり項目の“一式”って何?」「追加料金を請求された」など、リフォーム中盤になると困りごとも具体的になってきます。

 工事範囲はプランニングの段階で明確にすることが基本ですが、一般の依頼者が施工図面を細部まで読み込むのは困難です。屋根の塗り替え工事によくある「軒裏の塗装工事」の有無もその一例。ポラスではこうした食い違いを防ぐためにも、工事範囲を色分けした施工図面と見積書、材料や設備などの仕様書からなる「3点セット」を提出しています。もちろん、「3点セット」がなくても不明点は工事に入る前に粘り強く確認することが重要です。

 また、見積書の「一式」表記も要注意。工賃と材料費などをまとめて表記しているケースが多く、どのような材料をどれだけ使うのかが分かりません。これではコスト調整をする際にも役立たず、認識の食い違いの原因にもなります。曖昧なところは遠慮せずに詳細表記を求めましょう。工事範囲の明記や詳細見積書の要求に応えられるかどうかは、その先安心してリフォームを任せられる相手かどうかの判断材料になるでしょう。


近隣や現場対応など、終盤のスムーズな進行が満足度を左右する

 近隣住人から、「工事の音がうるさい」「工事で車が汚れた」といったクレームを受けるケースもあるようです。長年住み続けた地域でのリフォームなら、とくにご近所づきあいには気を配りたいところ。しかし、施工会社が済ませるべき近隣挨拶がなければ、ご近所との関係がぎくしゃくしてしまうことも。工事に入るときには近隣への工事説明と挨拶のほか丁寧な養生の徹底を求めましょう。塗装工事などの際にご近所のベランダや車に汚れがついてしまった場合などは、施工会社に迅速で誠意ある対応をしっかり要求することがご近所トラブルの拡大を防ぐ対策になります。

 リフォーム現場での追加工事についても、実はそれほど珍しいことではありません。事前に建物診断をしていても、実際に仕上げ材を剥がして初めて分かる建物の不具合が多いためです。その際、リフォーム会社や施工会社が柱や梁の補強や断熱材の充てんなど追加工事の必要性を、コストを含めて十分に説明できるかどうかがポイントに。なし崩し的に追加工事が増えないためにも、追加工事発生の経緯や見積書、工事記録をきちんと請求し保管するようにしましょう。

 また、省エネ設備を導入するエコリフォームにもよくある困りごとがあります。たとえば、太陽光発電システムの導入では、重量のあるパネルを屋根に載せることで建物負荷が増大。築年数の古い家などで十分な耐震性能が得られなくなったり雨漏りをしたり。あるいは、思うような発電量が得られないなど。これらも、事前の耐震診断や発電量と売電価格などを算出する精度の高いシミュレーションを行っていれば防ぐことができます。

 既存建物の状態に左右されるリフォームでトラブルゼロを目指すのは難しいかもしれません。しかし、依頼先と信頼関係を築き、プランと工事、コストに関する丁寧な事前説明を受け、何か困りごとが起きたときに誠意ある対応が得られたなら、あなたはリフォームに高い満足度を感じることができるはず。安心・納得のリフォームを実現するためには、リフォーム会社側だけでなく、依頼者側も「よくある困りごと」を回避するポイントを知っておくことが大切です。

(コラム執筆)住宅&インテリアマガジン『LiVES』ライター 畑野暁子


様々なイベントをご用意しています。

イベント一覧を見る

さらに詳しい資料をお届けします。

資料請求

来店・訪問・オンラインでの相談も可能です。

相談・見積り