知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

Vol.30
DIYをプラスして、より自分らしいリフォームを

修繕だけじゃもったいない。DIYで自分らしさを表現しよう

 リフォームの目的は家の状態などによって異なりますが、多くの場合、内外装の傷みの修繕、老朽化した住宅設備の刷新などが考えられます。

 でも、せっかく手間とコストをかけるのですから、修繕だけで終わらせてしまうのはもったいないですよね。どうせなら、暮らしに楽しさをもたらすリフォームを実現したいものです。

 さらに、満足度の高いリフォームがDIYをプラスすることで叶えられるとしたら。挑戦してみる価値は十分ありそうです。今回は、プロの工事にDIYをプラスして、より自分らしい住まいを手に入れるリフォームについて考えます。


DIYでつくる、暮らしや好みを反映したインテリアとは

 内装リフォームに採り入れやすいDIYといえば、造作の壁面棚や壁の一部分に色を施すアクセントウォールの塗装など。でも、初めてのDIYで腕に自信のない人は、水廻りや書斎など限られた空間から始めることをおすすめします。

 たとえば、鏡と収納一体型のキャビネット付き洗面台を入れ替えたい場合。同じような洗面台を採用するよりも、シンプルな洗面台をプロに設置してもらい、自分で木の収納棚や木枠付きの鏡を壁に取り付けたほうが、コストをかけずに雰囲気をガラリと変えられます。キャビネットを撤去した壁の補修も、限られた面積なら挑戦しやすいでしょう。

 よくDIY候補に挙がる壁の塗装については少々注意が必要です。リビングなど広い空間の人目に触れる壁で行うのは現実的ではありません。傷んだ壁紙を剥がして下地を整え、塗料のはみ出しを防ぐ養生を施したうえでムラなく塗るのは、想像以上に手間がかかるもの。インテリアと調和する塗料の色選びにも、広い面積であればあるほど、好みだけではなくプロの視点が必要になります。

 とはいえ、空間の差し色で個性を表現するのはやはり楽しいもの。初めて壁塗装に挑戦する場合には、やはりトイレや書斎、子供部屋の壁の一部分をアクセントウォールに仕立てて行うとよいでしょう。より気軽にトライしたい場合は、既存の壁紙の上から塗装できる水性塗料を使う方法も。ホームセンターで入手できるので、まずは狭い面積の壁で試してみるのもいいかもしれません。


大事なところはプロに任せるのが鉄則

 リビングや玄関など、きれいに仕上げたい場所はプロに任せたほうがよさそうです。DIYで行う壁塗装や壁紙の張り替えは、施工面積が広ければ塗りムラやシワが生じやすく、材料を無駄に多く使ってしまうことも。仕上がりにもコストにも満足できない結果になりがちです。

 床の張り替えもプロに任せたほうが安心です。軋みや傾きなど、床施工の不具合は心身にストレスを与える可能性があるので注意しましょう。

 そのほか、構造にかかわる間取り変更はもちろん、水廻りでも配管工事を伴う設備の入れ替えなどは、専門の知識と技術をもったプロの仕事。配線工事が必要な照明設備の増設や移動なども、電気工事士の資格保有者が行わなければいけません。


エクステリアのDIYでも個性を表現できる

 屋根や外壁などの外装リフォームはプロに任せるべき工事となります。高所作業の安全確保と、風雨にさらされる外装のリフォーム工事の保証を考えると、「このくらいなら」と自分で補修することも避けたほうが無難です。

 一方で、エクステリア用のタイルや枕木を敷いたアプローチ、デッキテラスの製作など、外構ではDIYを存分に楽しむことができます。外装リフォームと合わせて行う計画なら、デッキテラスの基礎工事やアプローチの地盤面の転圧など、重機を使うほうが効率のよい作業をリフォーム会社に頼んでみては。外構のDIYは意外と力仕事が多いので、負担を軽くできるとDIYをより楽しむ余裕が得られます。


親身になってくれるリフォームパートナーを選ぼう

 DIYを楽しみたいと思っても、リフォーム会社が協力的でなければ気持ちよく作業することはできませんよね。面倒な態度を見せたり、請負工事が減ることを嫌ったりするリフォーム会社も少なくないので、初めの打ち合わせでDIYへの要望をはっきりと示し、協力的な会社かどうかを確かめられると安心です。

 水廻りや外装リフォームのように、施工箇所の保証や工事の安全の観点からDIYに不向きな工事もあるので、プロの意見に耳を傾けることはもちろん必要です。むしろ、どんどん話し合って、DIYでどんなことをやりたいのかを伝え、必要とするサポートがあれば事前に依頼しておきましょう。工事の手順やコツを教えてもらうことで、理想の完成形により近づけることができるはずです。

 忘れてはならないのがリフォームのその後です。一般的に住まいの修繕箇所は時間差で生じるため、一度のリフォームで事足りるわけではありません。多少の大工仕事は自分で行うDIY派でも、年齢を重ねれば負担になってきます。

住まいの一生を考えれば、リフォーム会社とは将来を見据えた信頼関係を築いておきたいもの。DIYへの要望や住まいの相談ごとに親身になって応えてくれるリフォーム会社になら、先々バリアフリーへの改修が必要になったときにも、安心して頼むことができるでしょう。

(コラム執筆)住宅&インテリアマガジン『LiVES』ライター 畑野暁子


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