知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

Vol.84
地震が頻発!
耐震リフォームで住まいを安心・安全に

安心して古い家に住み続けるために

 日本各地で大きめの地震が頻発しています。古い住宅に住んでいると、揺れるたびにドキッとする方も多いのでは。間取りやデザインも、暮らしの質を高めるために大切なものですが、耐震性は命と財産を守る上で、住宅のもっとも重要な要素であると言えるでしょう。古い住宅でも、耐震リフォームによって安全性を高めながら住み続けることが可能です。自宅の耐震性に不安を抱えているなら、前向きに検討してみませんか?


部位ごとの耐震リフォームを組み合わせる

 では、耐震リフォームとはどんなことをするのでしょうか。耐震補強工事を行う部位は、屋根、結合部、壁、基礎の4つがあります。屋根は、日本瓦などの重い屋根材を軽い屋根材に交換して、建物の横揺れに対する負担を減らします。結合部は、地震のときに弱点となりやすい部位です。土台と柱、梁と柱などを耐震金物でつなぎ合わせ、補強します。壁は、耐力壁(建物が地震力や風圧力などに耐えるために必要な役割を担う壁)をバランスよく配置することで建物が強くなります。そこで、足りない部分に壁を新設したり、既存の壁を合板でなどで補強したりします。また、古い住宅の基礎には、鉄筋が入っていない場合があるので、増し打ちなどで補強します。経年によるひび割れも補強します。これらのうち、現状を踏まえて必要な工事を行うのが耐震リフォームの基本的なやり方です。


工事の前に必要なのはプロによる耐震診断

 自宅の耐震性に不安を抱えているなら、ぜひプロに診断をしてもらいましょう。専門機関やリフォーム会社、建築士が行うものがあります。耐震診断によって、適正なリフォームの内容を検討でき、過剰な工事を避けつつ求められる耐震性を確保することにつながります。耐震診断には、図面上で診断する簡易的な診断法と、実際に家屋を見て診断する「一般診断法」、必要に応じて壁や天井などを剥がし内部の構造をより詳細に確認する「精密診断法」があります。

 簡易診断では、図面を見て耐力壁(建物が地震力や風圧力などに耐えるために必要な役割を担う壁)がバランスよく、十分に配置されているかといったことを読み取り、大まかな耐震性能を判断します。一般診断法は、図面のチェックとともに現地調査を行い、目視による確認を行います。所要時間は3時間程度が一般的。例えばポラスでは、建築士が床下、壁、柱、天井裏、屋根まで、150項目にも及ぶ詳細な項目に基づき調査し、(財)日本建築防災協会「木造住宅の耐震診断と補強方法」に基づき、診断を行います。壁や天井の一部を剥がし内部構造まで確認する「精密診断法」は、丸1日程度を要する大掛かりな調査になります。


どの程度の耐震性を求めるかを決めた上で計画する

 診断結果を踏まえて、耐震リフォームを行うことになりますが、どの程度の耐震性を求めるかにより、工事の内容やコストが変わるので、最初に考えて決める必要があります。建物の強さを表す指標である「耐震等級」を基準にして考えていきます。建築基準法レベルの「耐震等級1」は最低ラインであり、「数百年に一度程度発生する地震力に対して倒壊・崩壊などしない程度」。「耐震等級2」はその1.25倍の地震力に耐えられる強さのことです。その住宅に今後何年くらい住む可能性があるのか、そのためにコストをどれだけかけられるかといったことを明確にして、どのレベルを目指すのかリフォーム会社と相談しましょう。


効果を納得できるシミュレーション

 耐震リフォームによって、自宅が具体的にどの程度の揺れに耐えられるようになるかは、ぜひ知りたいところですよね。どういう工事でどのくらいの耐震性が得られるかをシミュレーションで確認しながら、工事内容を決められることが望ましいです。ポラスでは、木造軸組住宅のフルリフォームの場合、専用ソフトを使った倒壊シミュレーションが行えます。耐震補強計画に裏付けができるので、納得の上で工事を進めることができます。

 複雑で効果がわかりにくい耐震リフォームこそ、信頼できるリフォーム会社に頼みたいもの。正確な耐震診断を行い、シミュレーションから適正な耐震補強計画を導けるリフォーム会社に依頼することで、「安心」という大きな財産を得てください。


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