知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

Vol.85
省エネリフォームの最先端って?
断熱+発電+ V2Hで住まいを快適・安全に

暑い夏を快適に乗り切る省エネリフォームを

 もうすぐ暑い夏がやってきます。古い住宅はエアコンの効きも悪く、電気代も高額になりがち。また、エアコンをガンガンかけて冷やしていても、なかなか涼しさを感じられないといった悩みをお持ちの方もいるのでは。古い家でもリフォームによって断熱性を高めれば、少ないエネルギーで快適になる住まいに変えることは可能です。せっかくリフォームするなら、断熱リフォームだけでなく自前のエネルギーを創り出し、購入するエネルギーを減らす省エネリフォームがおすすめです。


エネルギーのムダを減らし快適性を得る断熱リフォーム

 断熱リフォームの目的は「熱が逃げない環境にする」ことで、建物の断熱性と気密性を向上させる工事を行います。一番効果的なのは、熱がもっとも逃げやすい「窓」のリフォーム。既存のサッシの手前にもう一つ新たにインナーサッシを足す方法がおすすめです。他には既存のサッシのアルミ枠に樹脂製のカバーをかけたり、複層ガラスに交換にしたりする方法もあります。

 また、天井、壁、床下に断熱材を入れる方法があります。同時に隙間をふさげば隙間風が減り、気密性が高まります。「充填断熱工法」と「外張断熱工法」の2種類がありますが、木造住宅の壁の内側や床板の下、天井裏など、空間の部分に断熱材を詰める充填断熱工法は、比較的簡単に低予算でできるのがメリットです。外張断熱工法は、木造住宅の壁や屋根の外側を断熱材で包み込む工法で、充填断熱工法よりも隙間ができにくいのがメリットです。夏場に外からの熱をカットする「遮熱」も有効で、屋根面に遮熱塗料を塗装することで効果を得られます。


ソーラー発電で創エネすれば災害時も安心

 断熱性を高めるとエネルギーの浪費が減り、電気代の節約にもつながります。さらに、昨今ではソーラー発電による創エネも注目を浴びています。脱炭素の世界的潮流から日本も例外ではなく、住宅の省エネ化は喫緊の課題ですが、安全保障の面からも評価できるでしょう。2022年4月に起こった福島沖地震発生により火力発電所の復旧が遅れ、季節外れの寒気で電力需給がひっ迫したのは記憶に新しいところ。ソーラー発電でエネルギーを創り出すことができれば、電気の供給が途絶える災害時にも電力が使え、平時に近い暮らしを続けることができます。さらに、蓄電池と組み合わせて昼間に蓄電すれば、夜間の電力自給も可能になります。


車を蓄電池にするV2Hが省エネを一歩進前に

 かつては非常に高額だった家庭用蓄電池も、やっと手の届きやすい価格になってきたので、ソーラー発電をするならぜひ導入を検討してみて。また、蓄電池を単体で設置する方法とは別に「V2H」が広がりを見せています。V2Hとは、「Vehicle to Home」、クルマ(Vehicle)から家(Home)へ、の略。電気自動車やハイブリッド車に搭載された蓄電池の電力を、家庭で使用できるシステムのことです。ソーラー発電と組み合わせることで、エネルギーの完全自給に近づくことが可能になります。ソーラー発電の電力で車を走行させ、生活に必要な電力をまかなえれば、電気代やガソリン代の高騰に一喜一憂することもありません。


補助金を利用してお得に省エネリフォームを

 省エネリフォームには、国からの補助金が用意されているので、チェックしておきましょう。

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」
窓を高断熱窓に、ドアを高断熱ドアにするリフォームや、壁や床・天井に断熱材を入れるリフォームに適用できる補助金で、戸建住宅は最大120万円。交付申請受付期間は2022(令和4)年6月3日まで。

http://www.heco-hojo.jp/yR03/danref/competition.html

「こどもみらい住宅支援事業」
リフォーム工事契約を2022(令和4)年10月31日までに行った工事に適用。適用される工事の内容は、窓・ドアの断熱化、外壁・屋根・天井・床の断熱化、エコ住宅設備の設置。
子育て世帯・若者夫婦世帯が今住んでいる住宅をリフォームする場合の上限は45万円/1戸、その他の世帯は上限30万円/1戸となっています。

https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/

※補助金はそれぞれに細かい要項があるので、各ウェブサイトでご確認ください。


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