ポラス施工物件の修理・補修工事のご相談 ポラス施工物件の修理・補修工事のご相談
知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.89
気候のいい秋はリフォームに最適。
外装と水回り、窓を見直すチャンスです!

リフォーム中のストレスも軽くなる季節

 気温が落ち着き、心身への負担が減る秋。あらためてわが家を見直してリフォームに取り組んでみるのもお勧めです。古くなって不便になったキッチン、冬は寒くて夏はじめじめとした浴室、結露の激しい窓、汚れの目立つ外壁…。いつもは見ないふりをしていた、住まいの不具合も、食欲が進んで元気になれる秋なら向かい合ってみる気力も湧いてくるのではないでしょうか。

 もちろん理由はそれだけはありません。リフォーム工事中は職人の出入りや資材の搬出入などで窓やドアを開けたままにする時間、機会が多くなりますが、秋なら暑さや寒さに悩まされることは少ないはず。

 キッチンや浴室、トイレなどの水回りも工事中に使えなくなると、お惣菜や弁当を買いに行ったり、銭湯に行ったり、外出する機会が増えます。これも気候のいい秋なら外出のストレスが夏や冬に比べて激減。心穏やかにリフォーム期間中を乗り切ることができます。

 屋根や外壁の塗り替えなど外装のリフォームも秋がお勧め。台風や長雨の時期を除けば好天に恵まれやすく、工期がずれにくいというメリットがあります。塗装工事に最適な環境は15~25℃、湿度20~60%。乾燥していて温暖な秋の気候そのもの。屋根や外壁に凍結や結露などが起きることもありません。

 さらに夏から秋にかけては1年の下半期に向けて、住宅設備や建材を中心にメーカー各社から新製品が発売されるタイミングでもあります。最新の建材・設備をいち早く取り入れることができる好機なのです。


窓や玄関ドアは断熱性の高いものに交換を

 窓や玄関ドアなどの開口部は、熱や風の出入口になります。近年のアルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、複層ガラス、断熱ドアなどは、非常に性能が高く、高断熱タイプの製品に交換するだけで住まいの快適性は大きく向上します。

 窓枠ごと取り替えようとすると、外壁や内装にも支障が及ぶことがあり、コストや期間も相応に必要になりますが、近年では既存の窓枠、ドア枠を利用して新しい窓、ドアを取り付けるカバー工法が開発されており、1日もかからずに交換することができるようになっています。窓の場合は、既存の窓の室内側に新規の窓を設置する「内窓」という選択肢も。以前より負担の少ないリフォームが可能になっています。

 開口部の断熱性を改善できれば、冬場の寒さや結露の発生、冷暖房費なども大幅に抑えることができます。ぜひ秋のうちにリフォームしておきたい個所のひとつです。


最新の水回り設備の機能性の高さに注目

 キッチンは毎日の食事と暮らしを支える住まいの要。特に住設メーカーのキッチンは、いずれも清掃性や清潔性にも力を入れており、コロナ禍においては家族の健康を守るうえでカギとなる水回り設備といっていいでしょう。調理の際の野菜くずなどを効率よく排水口まで流すシンクや、手を汚さずにすむタッチレス水栓、普段使いの水栓から独立した浄水専用水栓など機能も豊富です。

 浴室では、長時間お湯が冷めにくい高断熱浴槽や浴室乾燥暖房機が人気。新しい浴室に替えるだけでも隙間風や底冷えに悩まされることなく、快適なバスタイムを満喫できるようになります。

 合わせて洗面脱衣室も断熱改修しておけば、着替えの際に寒さに震えることがなくなり、急激な気温の変化で引き起こされるヒートショックなどの対策にも。

 水回り設備を刷新するときには、給湯器も見直すことをお勧めします。一般的な給湯器の寿命は約10年前後。これを機に、エコキュートのような大気の熱を利用するヒートポンプ型の製品に替えると、光熱費の削減にもつながります。


外回りを整えて生活を豊かに

 屋根、外壁は使用した仕上げ材の素材にもよりますが、施工後20~30年が張り替えなど大きなリフォームの時期となります。それまでにも本格的に傷む前に手当てをしておくことで、外装の寿命は大きく延びます。

 特に外装は、劣化が進行すると雨漏りなどを引き起こす原因に。なるべく定期的にプロにチェックしてもらうことをお勧めします。外装はリフォームすると家の外観が一変するので、家族の気持ちが明るく引き立つという効果も。

 外装のリフォームの際、断熱材もセットになった仕上げ材を採用したり、屋根や外壁の下地に熱を逃がす通気層を設けたりすることで、外装部分の断熱性を向上させることも可能。夏の直射日光や冬の冷気の影響を減少させ、室内の冷暖房の負担の軽減にもつながります。

 そのほか、庭にウッドデッキやガーデンルームを設けたり、外用の照明を設置したり、外回りに手を加えるのもお勧めです。お月見やバーベキューなど秋の夜長を楽しむためのしつらえが用意できると、日々の暮らしをぐっと豊かなものに演出することができます。

 「行楽の秋」ともいいますが、リフォームによってわが家が快適な場所になれば、お休みの日にわざわざ観光地に出かけなくても心地よい一日を過ごせるようになります。寒い冬が来る前に、ぜひ住まいの見直しをしてみてはいかがでしょうか。


【著者プロフィール】
渡辺圭彦 / 住宅ジャーナリスト 
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。全国の住宅、工務店、建築家を取材して回るエディター&ライターとして活動中。著書に「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。


様々なイベントをご用意しています。

イベント一覧を見る

さらに詳しい資料をお届けします。

資料請求

来店・訪問・オンラインでの相談も可能です。

相談・見積り