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このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.90
ホームバーにガーデンバーベキュー
庭や照明のリフォームで秋の夜長を満喫

情緒に満ちた素敵な秋の夜を満喫するための「仕掛け」

 少しずつ日が暮れるのが早くなってくると、秋が深まっていくのを実感しますね。これから冬にかけて長くなっていくナイトタイムをいかに楽しむかが、暮らしの大事なポイントになってきます。

 でも、一般的に新築時には日中のことを中心に考えがち。夕食が終わったあとの団らんのスペースがなく、特にやることもなくてテレビを見て過ごしたり、自分の部屋に引き上げてしまったり、などという経験はありませんか?

 秋の気候は寒すぎず、蚊もおとなしくなり、虫の音も聞こえてきて、とても情緒に満ちた素敵な時間を過ごせる時期でもあります。そんな秋の夜を楽しむための「仕掛け」をリフォームで用意してみませんか?

 まずお勧めしたいのが庭の活用です。ウッドデッキやガーデンルームを設置して外でくつろげるように。さらに家の内外の照明計画を見直して、段階的に明暗を切り替えられるようにすると、食後に照度を落としてムーディーな雰囲気も楽しめるようになります。今回はそんな秋の夜長を楽しむためのリフォームアイディアをご紹介します。


庭やベランダをディナー、団らんの場所に

 一戸建ての場合、庭のあるお宅も多いはず。でも、日中に洗濯物を干したり、園芸を楽しむくらいで、夜は利用されていないケースがほとんどではないでしょうか。

 まずガーデン用のチェアとテーブルを掃き出し窓の前に置いてみましょう。テーブルの上にランタンを置くだけでも意外と手元が明るくなります。外に出て屋外の開放感を味わう体験をすると、その気持ちよさが忘れられなくなることでしょう。

 より居心地よくするためには、隣家との間にラティスフェンスや垣根を設けて目隠しを施すこと。そして屋外用の照明で庭全体を照らせるようにすると、アウトドアリビングとしてさらに使いやすくなります。

 可能であれば掃き出し窓の前にウッドデッキを設置したいもの。段差なく家の中から外に出られるようになると、もっと気軽にアウトドアを楽しめるようになります。ウッドデッキの上にオーニングを取り付ければ、夏の直射日光も防げます。また、屋根・壁・床がセットになったガーデンルームなどの設置もお勧め。園芸の拠点や愛犬との遊び場にもなります。

 座れる場所を用意して周囲からの視線を遮り、照明などを用意すれば、庭はバーベキューやホームバーの舞台としてもっと活用できるようになります。庭に余裕があるようならテントを張ってグランピング気分を味わうのも楽しいですね。マンションの場合でも、ベランダにある程度のスペースがあれば、足元にデッキ材を張って出やすくすると室内の延長として利用できるようになります。


照明を見直してホームバーの雰囲気に

 キッチンのリフォームで近年、人気なのがホームバーへの改装です。キッチン本体に広めのカウンターテーブルを組み合わせて、2人分くらいのスツールを置けるようにすると、夫婦で晩酌が楽しめるようになります。

 ここでポイントになるのは照明計画。ダイニングの明るいシーリングライトのままではムードが出ません。たとえば調光機能付きのライトに交換して、食後には照度を落とすとぐっと落ち着いた雰囲気に変わります。またダウンライトを新たに設置してスポット的に照らすようにしたり、間接照明で天井や壁全体をふんわりと明るくするのも効果的。

 こうしたアイディアはご自分のお気に入りのレストランなども参考になります。提案力の高いリフォーム担当者に相談すると、さらにイメージが広がることでしょう。照明を替えるだけでも同じ空間を多様な印象に変化させて活用することができるのです。


窓の断熱性を改善して冬に備える

 家で過ごす夜の時間を満喫するためにもうひとつ大事な要素が断熱。特に熱が逃げやすい窓の断熱性を高めるだけでも、暖かく心地のいいひとときを楽しめるようになります。

 近年の窓は、トリプルガラスや樹脂サッシなど断熱性が格段に向上。築20年以上の住宅であれば、交換を検討する価値は十分にあります。既存の窓枠、ドア枠を利用して新しい窓、ドアを取り付けるカバー工法が開発されており、わずか1日で交換することも可能。また、既存の窓の室内側に新規の窓を設置する「内窓」という選択肢もポピュラーになってきました。壁や床を壊すことなく設置でき、負担の少ないリフォームが可能になっています。冬を迎える前にぜひ検討しておきたいリフォームの一つです。

 そのほか、子ども室やリビングの壁をスクリーンとするホームシアターなども人気があります。映像を写すプロジェクターやスピーカーの性能が高くなってきており、自宅でも高品質な映像、音楽を楽しめるようになってきています。リビングなどの広い部屋をリフォームする際には合わせて実施できると効率がいいでしょう。

 夜の時間を積極的に生かすためのアイディアは家庭によっても異なるはず。家族であれこれ話し合ってみてはいかがでしょう。そうした時間もまた秋の夜長の楽しいひとときになることでしょう。


【著者プロフィール】
渡辺圭彦 / 住宅ジャーナリスト
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。全国の住宅、工務店、建築家を取材して回るエディター&ライターとして活動中。著書に「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。


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