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知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.96
「住宅省エネ2023キャンペーン」
有利な補助金で水回りをお得にリフォーム

3つの補助金でわが家の性能を向上させましょう

※こどもエコすまい支援事業は、予算が上限に達した為、受付が終了しました。

 いまリフォームを考えているなら、ぜひチェックしていただきたいのが、国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携による新築・リフォームへの補助事業「住宅省エネ2023キャンペーン」です。2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するための施策の一環として、政府が補助金事業を通じて日本の住宅の性能を高めようとしているのです。

 高断熱窓の設置に対して一戸あたり最大200万円を補助する「先進的窓リノベ事業」、高効率の給湯器設置に対して5 ~15 万円を補助する「給湯省エネ事業」、省エネ改修に一戸当たり30万円(若者世帯・子育て世帯は最大45万円)を補助する「こどもエコすまい支援事業」という3種類の補助金が用意されており、それぞれの条件を満たせば同時に利用することができます。

 住まいの断熱性能や省エネ性能を高くするほど補助金がもらえて、お得にリフォームできてしまうというわけです。住まいの性能が向上すれば、暮らしで使うエネルギーも大幅に削減でき、毎月の光熱費の負担も軽くすることができます。


高効率の給湯器でより快適で省エネな生活に

 前回のコラム(Vol.95「住宅省エネ2023キャンペーン」有利な補助金のお得な活用法)では、3つの補助金の概要と主に窓交換リフォームについてご説明しました。今回は、キッチン・浴室リフォームには欠かせない「給湯省エネ事業」、工事の範囲が幅広い「こどもエコすまい支援事業」の活用の仕方についてご紹介します。

 まず「給湯省エネ事業」は、家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、新築・リフォームの際の、高効率給湯器の設置に対して補助を行うというものです。対象となる高効率給湯器は以下の3種類です。戸建て住宅ではいずれか2台まで、共同住宅等ではいずれか1台まで補助されます。

◎家庭用燃料電池(エネファーム) 補助金額上限:15万円/台
都市ガスやLPガス等から水素をつくり、その水素と空気中の酸素の化学反応により発電する設備機器。発電の際に発生する排熱を回収して、給湯器としての役割も果たします。発電能力を持つエネファームがあれば、家庭で使用する電力の4~6割をまかなうことができ、停電時でも発電が可能なので災害時にも安心です。

◎電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器) 補助金額上限:5万円/台
ヒートポンプ給湯器とガス温水機器を組み合わせたもの。電気は効率的にお湯を沸かせるのに対し、ガスは短時間でお湯を沸かせるというメリットがあります。ふたつの熱源を効率的に⽤いることで、⾼効率な給湯が可能になります。

◎ヒートポンプ給湯機(エコキュート) 補助金額上限:5万円/台
大気中の熱を集めて利用するヒートポンプの技術でお湯をつくる仕組みの給湯器。少ない電気で効率的に給湯するので、光熱費も削減。従来のガス給湯器と比べてランニングコストは、1/3から1/4程度に節約することが可能です。


省エネ・断熱リフォームに暮らしやすさをプラスα

 「こどもエコすまい支援事業」では、一定の性能、条件を満たすリフォームを行う場合、1戸あたり30万円を上限に補助されます(年齢等の一部条件を満たすと補助金額の上限が最大60万円まで引き上げられます)。

 対象となるのは、以下の①~⑧に該当するリフォーム工事です。ただし、①~③のいずれかは必須となります。

①開口部の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
 ・太陽熱利用システム、高断熱浴槽、高効率給湯器の設置工事。補助金額上限:2万7000円/戸
 ・節水型トイレ、節湯水栓の設置工事。補助金額:5000円~2万円/台
 ・蓄電池の設置工事
④子育て対応改修
 ・「家事負担軽減」として、ビルトイン食器洗機、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、宅配ボックスなどの設置工事。補助金額:1万1000円~2万1000円/戸
 ・「防犯性向上」として、外窓交換、ドア交換など。補助金額:2万~4万9,000円/枚or箇所
 ・「生活騒音への配慮」として、ガラス交換、内窓設置・外窓交換、ドア交換など。補助金額:3000円~3万4000円/枚or箇所
 ・「キッチンセットの交換を伴う対面化改修」。補助金額上限:8万9000円/戸
⑤防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

 こうして項目を見ていくと、生活に関わる幅広い分野に補助が出るのがわかります。部分的な改修から大規模改修まで、リフォームを計画する際にはぜひ利用を検討ください。


補助金を活用したリフォームで生活は大きく変わります

 実際にこれらの補助金制度はどのように組み合わせることができるか、一例をご紹介します。

 「キッチン、浴室、トイレなどが老朽化したので、水回りを含めて内装全般のリフォームをしたい」という一戸建ての場合、以下のような項目で補助を申請することが可能です。

「先進的窓リノベ事業」
・内窓(大) 2か所 16万8000円
・内窓(中) 4か所 22万8000円

・内窓(小) 3か所 10万8000円

「こどもエコすまい支援事業」
・節水型トイレ 1 か所 2万円 
・高断熱浴槽 1か所 2万7000円 
・節湯水栓 3 か所 1万5000円 
・段差解消 6000円
・手すり設置 5000円
・対面式キッチン 1か所 8万9000円
・断熱玄関ドア 1か所 3万4000円

「給湯省エネ事業」
・ハイブリッド給湯器 1か所 5万円

補助金合計:75万円
内訳:キッチンを交換する場合:8万9000円
   浴室を交換する場合:4万2000円
   トイレを交換する場合:2万円

 このリフォームを実施すれば、内窓、断熱玄関ドアの設置によって生活空間の断熱性が向上し、給湯器、トイレ、浴槽、水栓がエコ・省エネタイプに。電気、ガス、水道はリフォーム前より節約することが可能になります。

 さらに室内は段差が解消され、必要なところには手すりが設けられます。家族みんなにとってバリアフリーに。そして対面式キッチンとなって、子どもの様子を見ながら食事の支度やあと片付けができるようになります。

 このように、「住宅省エネ2023キャンペーン」の3つの補助金を活用して住まいを快適にリフォームすることで、生活は大きく変わります。ただし、予算が定められている事業ですので、上限に達してしまえば、早めに打ち切られてしまう場合も。申請は3月31日から開始しましたので、早めに検討を始めることをお勧めします。

 なお、補助金の申請にあたっては、補助金の登録事業者であることが条件となります。ポラスも補助金の登録事業者です。補助金を利用してお得にリフォームすることを検討される際には、ぜひご相談ください。


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