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このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.70
家を長持ちさせるには
先回りメンテナンスがおすすめ!

メンテナンスの意味って? 修理との違いを知ろう

 大切なマイホームも、歳月とともに劣化が進むことは免れませんが、できる限りいい状態を長く保ち、安心して住み続けたいものです。そのためには、しっかりしたメンテナンスが欠かせません。不具合が起こってから修理をすると、思いがけず大規模な工事が必要になる場合もあり、生活に支障をきたし出費も膨らみかねません。不具合が生じる前に点検を行い、劣化部分を見つけて手入れをする。それがメンテナンスです。


見えないだけに定期点検が重要な「屋根」

 住宅で最も劣化しやすいのは、やはり風雨や紫外線にさらされ続ける外装部分です。厳しい環境にある特に屋根は、雨漏りなどのトラブルは建物を傷めるばかりでなく、室内にまで影響が及べば生活が乱されてしまうので、しっかりメンテナンスをしましょう。

 瓦を固定している漆喰の詰め替えは10年に一度程度行っておくと安心です。鋼板屋根は定期的な塗装が必要で、怠ると錆の原因になります。軒天(建物から出ている屋根の裏側部分)や雨樋などもあわせて確認しましょう。天窓がついている場合、シーリング材の打ち替えをお忘れなく。新築してから初回メンテナンスのタイミングは、塗装の場合7,8年、ガルバリウム鋼板なら10~25年と、屋根材により幅があります。焼き物の瓦は長寿命で30年以上もちますが、下に敷いてある防水シートの劣化は早いので10年に一度程度のチェックが望ましいようです。


「外壁」は油断して劣化を放置しがち

 屋根同様に外壁も劣化の早い部位です。塗装された外壁の場合、経年劣化は美観を損ねるだけでなく、下地への水の侵入を防ぐという機能性が落ちてきてしまうので、10年に一度は塗替えることが望ましいようです。タイル張りの外壁は、洗浄で汚れを落とせば見違えるようにきれいになります。劣化した目地は、放置すると中に水が侵入して腐食の原因となるので、打ち替えましょう。サイディングには窯業系、金属系、木質系、樹脂系があり、素材により耐久性も若干違いますが、7〜10年で塗装やシーリング材の打ち替えを行うといいでしょう。足場を組む必要がある場合、屋根工事と同時に行えばコストの削減になります。なかなか意識して見る機会がない外壁ですが、こまめに観察しておくことが早めの対応につながります。


劣化が早い水回り設備は日常的なチェックを

 毎日のように水を使う浴室や洗面所、トイレ、キッチンは汚れが溜まりやすく劣化も進みやすいので、お掃除のついでに日常的なチェックを。一般的には10年に一度程度のメンテナンスが必要といわれています。給湯器の寿命は10年前後なので、あわせて他の水回りも定期的な点検し、必要な補修を行うといいでしょう。設備自体は20年程度で交換となるケースが多いようです。設備は便利機能や進化や清掃性の向上も目覚ましいので、交換すると暮らしの質がアップします。節水・省エネといったエコ性能が付加された商品も多いので、ランニングコストの節約にもつながるでしょう。排水管は、長年使ううちに油や洗剤の溶け残りが溜まり、悪臭や詰まりの原因にも。定期的に洗浄をしておくと大事になる前に回避でき、安心です。


ふだんのお手入れが長持ちにつながる内装

 内装は、ふだんからこまめに自分でできるレベルのメンテナンスを施すことで、劣化や汚れを遅らせることができ、クロスやフローリングの張替えの間隔を長くすることができます。フローリングは、ふだんは乾拭き、3ヶ月から半年ごとにワックスをかければ、きれいな状態が長持ちします(ワックス不要のフローリングもあり)。建具類は、レールに溜まったホコリやゴミが不具合の原因になるので月に一度は取り除きましょう。内部のドアや引き戸については、5年ごとに蝶板の増し締め、可動部のシリコンスプレー塗布、建付け調整を行うのが理想です。


こまめなチェック、早めの対応が家を長持ちさせる

 どの部位に関しても劣化しないものはなく、定期的なメンテナンスが前提となります。自分でできる範囲のメンテナンスは短い間隔で行いながら、10年経ったら外壁や設備、内装のメンテナンスやリフォームを考えてみては。「メンテナンスフリー」を謳う建材でも、例えば隙間を塞ぐための別の素材は劣化が早く進んだりするので、やはり油断は禁物です。建築会社から定期的にメンテナンスを打診する連絡があるなら、ぜひ利用して。それがない場合は住み手自身の判断で動く必要があります。部位別に違う会社に依頼するのは手間がかかるので、建物全般を手掛けるリフォーム会社に相談してみるのもいいでしょう。リフォーム会社は無数にあるので、事前にホームページなどで地元での実績を確認することをおすすめします。

(コラム執筆)住宅&インテリアマガジン『LiVES』ライター 松川絵里


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