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知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.83
リフォームで導入したい
ペットとの暮らしに適した内装材とは?

リフォームはペットとの暮らしを快適にするチャンス

 ペットと暮らす家をリフォームするなら、世話や掃除のしやすさにも注目してみましょう。それによって、ペットが日々引き起こす困りごとを解決したり、被害を小さくしたりすることができます。また、ペット自身の快適性も考慮すれば、人にとっても快適な住まいとなります。今回のコラムでは、ペットと暮らす住まいに適した内装材に注目します。


床材は固さやキズ付きやすさ、清掃性を考慮して

 ペットのいる住まいでは、どんな床材が望ましいでしょうか。犬は、固く滑りやすい床材を嫌います。足腰への負担が大きく、不調や病気の原因になることも。柔らかく滑りにくい床材を選べば負担を少なくできます。しかし、たとえばスギやキリのような柔らかい無垢フローリングは、爪の跡が付きやすかったり、おもちゃを振り回したりしたときにキズ付きやすいというデメリットが。ある程度の丈夫さがある床材や、キズが目立ちにくい床材を選んでおけば、気になりにくいでしょう。ペットがトイレに失敗したり吐いたりすることを考慮すると、汚れに強い、汚れを拭き取りやすいといった機能性も求められます。合板フローリングはアンモニアに弱いので、粗相されると黒ずみが取れず、やっかいです。その点、「ペット用フローリング」や「ペット用クッションフロア」なら安心でしょう。

 タイルは見た目もおしゃれで水に強く、汚れも拭き取りやすいですが、固いのが難点。クッションフロアやコルク、リノリウムは比較的柔らかく、清掃も簡単です。また、防汚タイプのタイルカーペットにして、汚れた部分だけ自分で手軽に張り替えるといった考え方もあります。

 マンションの場合は、下階にペットの足音が響かないような床材を選ぶこともおすすめです。


壁にキズへの強さや消臭機能をもたせて

 ペットは爪で壁を引っ掻いたりすることがありますが、クロス張りの壁だとあっという間にボロボロになりかねません。リフォームの際には、被害を少なく抑えられる壁材を選びましょう。

 ペット用クロスは価格も手頃で、一般的なビニールクロスよりも引っかき傷に強くつくられています。抗菌・消臭加工がされているクロスは、臭いが気になる方に向いています。

 しかしペット用クロスは一般的なものよりも割高なので、広い面積に張るとコストが嵩みます。それを避けるため、腰から下の壁だけに用いるのも一手。上下で違う色柄に貼り分ければ、インテリアのアクセントとしても楽しめます。ペットが壁に体を擦り付けたりするうちに汚れることもあるので、水と中性洗剤で気軽に拭ける壁材にするといいでしょう。
臭いが気になる人は、ペットトイレの回りの内装に、消臭効果のある建材を使うと臭いの軽減が期待できます。珪藻土など多孔質の左官壁や、エコカラットといった消臭効果のあるタイル、先述した消臭加工のされたクロスを用いる手段が考えられます。漆喰壁は、石やタイルに近い無機物で固いのでペットが手を出しにくく、吸湿や消臭の効果も期待できます。タイルや漆喰壁は壁紙に比べるとコストがかかるので、デザイン性も考慮しながらうまく使い分けるとよいでしょう。
 


窓のリフォームで断熱、防音性をアップ

 内装材とは少し違いますが、寒さ・暑さへの対応には、内窓設置が簡単で効果的。日中留守にする家庭では、ペットのためにエアコンを付けて外出する人もいると思いますが、内窓を設置すれば断熱性が増すので、電気代の低減も期待できます。気密性の向上による防音効果も期待できます。愛犬の鳴きぐせが気になる、といった場合は有効でしょう。

 もちろん、冬暖かく、夏涼しい家は人にとっても快適です。窓辺で外を眺めるのが日課の猫も、窓からの寒さや暑さを感じにくくなり、快適に過ごすことができます。窓に結露が生じにくくなり、カビやダニへの対策になるのも内窓の利点です。

 ペットを飼う住まい用の建材は開発が進み多様化しているので、後で後悔しないよう、リフォームの前にリサーチして情報を集めておくのがおすすめ。リフォームを成功させて、ペットとの快適な暮らしを実現してください。


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