このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。
Vol.115
「洗う・干す・しまう」が１室で完結する！
ランドリールームのつくり方
洗面脱衣室をランドリールーム兼用にして家事を楽に
ごちゃごちゃしていて狭くて暗い…そんな既存の洗面脱衣室も、近接する廊下やトイレ、納戸などを取り込めば、広々とした場所にリフォームすることができます。
そうした洗面脱衣室のリフォームでいま人気なのが、ランドリールームとしての機能を持たせるというもの。広くなったスペースに洗濯機や乾燥機、室内物干しポールを設置し、さらに収納棚やアイロンカウンターを造作することで、「洗う・干す・しまう」という一連の家事をこの部屋だけで終わらせられるというのは大きなメリットになります。
一般的な住宅の場合、これまでは洗濯機から庭やベランダに運んで干して、乾いたら取り込んで室内でアイロンがけして、引き出しまで持っていく、と家の内外を行ったり来たり。時には洗濯ものを抱えて階段を上り下り。そんな経験をした人も多いことでしょう。
しかし、洗面脱衣室をランドリー兼用にできれば、入浴時に脱いだ衣服をそのまま洗濯機、乾燥機へ。洗い終わったら物干しポールへ。乾いた衣服は収納へ。このような流れで家事にかかる時間や労力を大幅に軽減させることができます。
屋外に干さずに済むため、天候や時間帯に左右されることなく洗濯ができるランドリールームは、共働きのご家庭などでは特に喜ばれているようです。また、花粉や黄砂、交通量の多い地域では車の排気ガス、沿岸部では塩害などの心配も不要になります。
ランドリールームで室内干しをするためには、2畳くらいの広さは確保したいところです。収納をつくる場合には、3畳あると余裕が生まれます。
収納やカウンターを設置して家事をスムーズに
洗面ランドリーリフォームのポイントのひとつめは、収納を確保すること。従来の洗面脱衣室では、洗顔、歯磨き、ヘアケア、スキンケア、メイクなど多くの行為・作業を行うので、それに伴う道具・用具で雑然としがちです。
さらにここで洗濯をおこなうと、洗剤やハンガー、洗濯ばさみなども必要に。こうしたモノをすっきりと整理できるだけの収納部を用意しましょう。既製品の収納棚を設置するのもいいですが、大工工事でキャビネットや棚を造作できれば、限られた空間に合わせた寸法で仕上げることができ、スペースを有効活用できます。
また壁際にカウンターを設置すると、乾いた衣服を畳んだり、アイロンをかけたりといった作業もこなすことができます。複数の作業を一室でこなすことで移動時間も短縮でき、家事の効率が向上します。
さらにドライヤー、アイロン、掃除機など家電も使う機会が増えているので、洗面室にも多めにコンセントを設置しておくことをお勧めします。
通風を考慮し、内装材にもひと工夫して湿気対策を
洗面室は家の北側に配置されていることが多く、水も使うため、どうしても湿気がこもりがちです。せっかくリフォームするのであれば、入り口を大きく開く引き戸にしたり、ガラリ付きのドアにしたり、また窓を複数設けたりして、風の通り道をつくるようにしましょう。
内装には湿気に強いものを選ぶことが大切。床には耐水性の高いタイルや塩ビシート、壁にはカビや水に強いクロス、天井には湿気を吸収・放出する働きのある調湿ロックウール吸音板などの建材、といったところを軸に選択すると、清潔感を保ちやすくなります。
場合によっては、除湿器やサーキュレーションなどを併用するのもひとつの手。湿気を排除し、洗濯ものを効果的に乾かすことができます。
キッチンやクロゼットとの動線を確保するとさらに効率的
洗面脱衣室をランドリールームとして機能させるのと同時に、キッチンやウォークインクロゼットとの動線を用意することができると、さらに家事の効率が高まります。
間仕切り壁を撤去してキッチンと直接、行き来できるようにすると、調理の合間に洗濯機を回すこともできるようになります。また、洗面脱衣室の近くの部屋をウォークインクロゼットに改装すれば、畳んだ衣服を数歩でしまうことも可能に。
今回ご紹介したポイントを押さえて洗面脱衣室をランドリールームにリフォームすれば、家事の負担を減らすとともに、室内干しもしやすくなります。想像以上に暮らしにゆとりが生まれますよ。
ポラスではこうした水回りのリフォーム事例も数多く手がけています。リフォームのアイディアも豊富に蓄積していますので、家事の効率化を図りたいときには、ぜひご相談ください。
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