知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

Vol.15
省エネ住宅ポイント制度でお得にエコリフォーム

『省エネ住宅ポイント制度』の申請はじまる!

 省エネ住宅のリフォームや新築を後押しする、『省エネ住宅ポイント制度』の申請が3月10日からスタートしました。これまでも、「住宅エコポイント」として期限付きで設けられてきたポイント制度。まずは最新の制度内容を、リフォームを中心に確認していきましょう。

 対象期間は、平成26年12月27日以降に契約し、平成28年3月31日までの間に着工(工事の完了は平成27年2月3日以降)。リフォームの工事内容は、①窓の断熱改修、②外壁、屋根・天井の断熱改修、③設備のエコ改修(エコ住宅設備3種類以上…太陽熱利用システム/節水型トイレ/高断熱浴槽/高効率給湯器/節湯水栓)となります。加えて、これらの工事とあわせて行うバリアフリー改修、エコ住宅設備(2種類以下)、リフォーム瑕疵保険への加入、耐震改修工事もポイント発行対象となります。

 ポイント数は最大30万ポイント(30万円相当)。耐震改修工事を伴う場合はポイント加算で最大45万ポイントに。中古住宅を購入してエコリフォームを行う際にもポイントが加算(上限10万ポイント)されます。ポイント交換商品は、地域特産品や商品券など。ポイントを追加工事やグレードアップ工事費用に即事交換(ポイント発行対象と同じ工事会社による追加・グレードアップ工事が対象)することもできます。


エコリフォームは「まとめて」がお得

 では、対象となるエコリフォームの具体的な事例を見ていきましょう。窓の断熱改修には、既存窓の内側に新たに窓を新設する「内窓設置」があります。この場合、窓の大きさ区分で「大」に相当する2.8㎡以上なら2万ポイント(窓1枚あたり)に。断熱基準を満たす窓に交換する場合(増築時の新設を含む)も同様のポイント数となります(省エネ住宅ポイント事務局「窓の断熱改修」)。対象となる窓の使用例や性能、対象製品は省エネ住宅ポイント事務局のサイトやリフォーム会社を通じてチェックできます。

 ガラス交換では面積1.4㎡以上で8千ポイント。外壁の断熱改修は最大12万ポイント、屋根・天井は3万6千ポイント、床は6万ポイントに。部分断熱も対象ですが、ポイント数は小さくなります。
(省エネ住宅ポイント事務局「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」)

 ある程度広範囲な断熱改修をしたほうが、当然ながら効果も高まりポイントも多く得られることがわかります。さらに、エコ住宅設備や前述のバリアフリー、耐震改修などと合わせればポイント加算に。各自治体による太陽光発電設備や耐震改修などに対する補助金との併用も可能です(国費が含まれない市区町村・都道府県独自の補助金については併用可能)。


エコリフォームで暮らしを豊かに

 エコリフォームは目的ではなく、快適な住まいを手に入れるための手段です。つい「ポイント計算」に没頭してしまいがちですが、まずはリフォームでどんな暮らしを叶えたいのか、家族でよく話し合いしましょう。

 たとえば、断熱窓への交換や、床や壁の断熱改修工事をした場合、内装も一新することになります。既存の仕上げや間取りに不満があれば、改善するチャンスに。住んでいる地域の気候風土も考えながら、住まい全体を見渡したリフォームプランを求めたいところです。

 ここでも、リフォーム会社のプランナーなどプロの力が頼りになります。過剰な設備投資は避け、代わりに家族がくつろげる開放的なリビングを整えるなど。コストとプランのメリハリが効いた提案を受けることができ、省エネ性能だけではない、快適な空間リフォームが叶うでしょう。


エコリフォームは「思い立ったが吉日」

 とはいえ、省エネ住宅ポイント制度を利用する場合には、あまりのんびりしていられないのが実情のよう。ポイント発行申請の受付期間は、遅くとも27年11月30日まで。国の予算状況によっては早まる可能性もあります。

 なお、ポイント発行申請は工事完了後が基本ですが、リフォーム費用が1,000万円以上(税込)となる場合は、工事完了前のポイント発行申請が可能。ある程度の工期が必要となる大規模なリフォームでも、期限内にポイントを申請することができます。

 実現したいリフォームと制度の活用方法については、やはりリフォーム会社などに相談するのがおすすめ。各種補助金制度も併用しながら、希望と予算に合ったベストなプランを一緒に考えてくれるはずです。

(コラム執筆)住宅&インテリアマガジン『LiVES』ライター 畑野暁子


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