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知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.104
リフォームで人気の間取りアイディア
満足度を高めるためのヒント

20~30年前とは違う、今の暮らし方に合った間取りに

現在、リフォームを考えている方の場合、お住まいの住宅は築20~30年を経ていることも多いと思います。新築時にはその時の家族構成や暮らし方に合わせて設計したはず。しかし、20~30年経過すると、子どもが成長して独立したり、自分の親と同居するようになったりして、そこに暮らす人の年齢も人数も変わっていくもの。

また、年を重ねることで価値観やライフスタイルも変化が大きくなっていきます。そうした住まい手の変化に対して、家がそのままであると生活面で少しずつ支障が生まれ、ストレスのもとになることも。

キッチンやバスルームなどの設備機器、窓や外装などを新しくするだけでなく、間取りについても今の暮らし方に合った形にリフォームしたほうが、快適に生活できるようになるかもしれません。

今回はそうした間取りのヒントについて、最近の傾向などとともにご紹介します。取り入れられるものがあるようでしたら、ぜひプランに生かしてリフォームの満足度を高めてください。


玄関ではシューズクロークと手洗い場が人気

まず家の「顔」ともいえる玄関では、隣接する納戸や個室の代わりに、シューズクロークを新設するというプランが人気です。玄関土間からそのまま進んで、家族専用の出入り口とします。靴のほか、カバンや傘、ベビーカーなど外出時に必要なものを置けるようにすると、玄関土間は常にすっきりとした状態を保つことができます。

また、コロナ禍を経て衛生面での意識が向上したこともあり、玄関ホールに手洗い場を設ける例も増えてきました。玄関近くにタンクレストイレを設置して、その手洗い場を兼ねて小型の洗面台をホールに置くというプランもお勧めです。帰宅してすぐに手を洗い、それからリビングへと進むという動線は衛生的です。


LDKはひと続きのワンルーム空間にして家族の一体感を高める

「個室は小さくしてもいいから、家族の集まるLDKは広くとりたい」というのも、近年のリフォーム事例でよく挙げられる要望です。キッチンは通り抜けられるアイランド式の配置として、ダイニングテーブルをそのすぐ近くに置き、ダイニングとキッチンを一体に。リビングをそのすぐ隣に連続させれば、食事から団らんへの移行もスムーズになります。

キッチンの隣には、保存用の食材などを収納できるパントリーを用意。こうした収納をきっちり用意しておくと、オープンなスタイルのキッチンでも雑然としたところを見せることなく、調理や後片付けに集中できます。

リビングやダイニングでは、庭に降りる掃き出し窓が配置されているケースもあります。そうしたお宅では、室内から段差なく出られるウッドデッキを新設するプランが人気です。ポイントは、外側からの視線を遮るようなフェンスを立てて目隠しすること。庭のスペースに余裕があればデッキはなるべく大きくし、日除けも付けられると夏でも外でくつろぐことができるようになります。


昼間使っていない寝室や個室は書斎や趣味室、収納に

築30年の住宅では、使用しなくなった空間が多く生まれているはず。独立した子どもの個室、開かずの間となった納戸、夜に寝るだけの寝室などは、ひと工夫して活用したいもの。

たとえば、もう使わなくなった子ども部屋は、夫婦の趣味室に。また、夫婦それぞれの寝室として利用するという選択肢もあります。また夜しか使っていなかった寝室にはデスクカウンターや本棚を設置して書斎に。奥に何がしまってあるのかわからないような納戸は、通り抜けられるウォークスルークロゼットにして、風通しよく。

部屋の使い方を変えるときには、収納の配置や動線計画も同時に見直すと、使い勝手がよくなります。もう夫婦だけしか使わない、ということであれば、2階の子ども室をまるごと撤去して、平屋建てにリフォームするという、"減築"も可能なケースもあります。

間取り変更を行う際には、床・壁・天井も手を入れることになるので、そのついでに断熱工事や耐震改修なども実施すると、効率よく住宅性能を高めることができます。そのほか、段差解消や手すり設置などバリアフリーの配慮もしておくと、先々まで安心です。

ポラスでは間取り変更も含む、トータルな全面改修の事例も豊富です。お客様のご要望に合わせて、多様なリフォームプランをご提案しています。ぜひ一度ご相談ください。

【著者プロフィール】
渡辺圭彦 / 住宅ジャーナリスト
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。全国の住宅、工務店、建築家を取材して回るエディター&ライターとして活動中。著書に「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。


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