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知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.102
バスタイムをくつろぎの時間に変える
システムバスの選び方のポイント

システムバスは約15年を目安に交換

お風呂は長年に渡って毎日使うもの。日常的に湿気がちで、浸水や熱による劣化、石鹸や洗剤など化学成分・薬品による傷みなども日々、蓄積していきます。そのような背景から、一般的にシステムバスの寿命は約15年が目安と言われています。

経年劣化が進んだシステムバスは、コーキングがはがれたり、ヒビが発生しやすくなったりと漏水のリスクが高まることに。またカビや汚れが落ちにくくなるので、お掃除の負担が増え、不衛生な状態になりやすいというのも困った点。あまり無理をせず、早めにシステムバスの交換を検討したいものです。

システムバスは、浴槽や浴室の壁パネル、天井パネルといったパーツを工場で製造し、浴室に搬入して組み立てるタイプのお風呂です。設置が比較的簡単で工期が短いという点がメリット。「ユニットバス」とも呼ばれて、多くの家庭で採用されています。

工場生産品なのでパーツの寸法精度が高く、防水性に優れるという特長があります。また、隙間風が入ることがなく、内装パネルに断熱材を施工することで冬でも寒さに震えることなく入浴できるのも大きなメリットです。

システムバスが一般化する前は、床・壁・天井に防水加工を施し、浴槽を組み合わせたいわゆる「在来工法」のお風呂が主流でした。内装や浴槽を自由に選べる、サイズや素材もオーダーできるというよさはありますが、施工に手間がかかって工期が長引くことと、現場での施工精度が低いと漏水のリスクがあることから、徐々にシステムバスに切り替える家庭が増えています。


家族の人数が多い時にはゆとりある1620サイズが人気

システムバスの交換にあたっては、家族構成とライフスタイルを考慮して、適切な配置やサイズを検討するところから始めます。システムバスは規格製品ですが、かなりきめ細かくサイズのバリエーションがあり、リフォームの際に浴室回りのレイアウトをアレンジすることで、これまでより広いバスに替えることも可能な場合があります。

一般的に多くの家庭で採用されているのは、

⇒ マンションに多い1216サイズ(1200×1600mm・約0.75坪タイプ)
⇒ 一戸建てに多い1616サイズ(1600×1600mm・約1坪タイプ)
⇒ ゆとりのある1620サイズ(1600×2000mm・約1.25坪タイプ)

の3種類。
これをベースに、お風呂の空間に合わせて細かくサイズ設定が行われています。幼い子供たちと入浴する家庭の場合は、1616サイズや少し大きめの1620サイズあたりが人気です。

この浴室のサイズに合わせて浴槽の大きさも変わっていきます。平均的な身長の人が、ゆったり足を伸ばし気味で入るなら1坪タイプ以上のシステムバスがお勧めです。洗い場も含めた全体のサイズ感については、ショールームで実際にそれぞれのサイズのユニットバスを見て確認することをお勧めします。


意匠や清掃性、くつろぎなど目的に合わせて選択を

そのほか、システムバスを選ぶ際のポイントには次のようなものがあります。

◎素材
人造大理石、ステンレス、FRP、ホーローなど浴槽にはいくつかの素材のバリエーションがあります。それぞれ、質感やメンテナンス方法が異なるので、よく確認しておきましょう。やはりショールームで実物に触れて納得したうえで選びたいものです。

◎カラー、デザイン
壁パネルでも近年はカラーやデザインのバリエーションが豊富になってきました。浴槽も含め、どのような組み合わせがよいか、ショールームに足を運んで模型やCGシミュレーションで検討してみるとよいでしょう。

◎オプション機能
「浴室テレビ」「浴室乾燥機」「浴室床暖房」「ジェットバス機能」「自動洗浄機能」など様々なオプション機能があります。予算と価値観に合わせて選びましょう。

近年は機能面や意匠面でも選択肢が増えてきました。自分たちがどのようなバスタイムを過ごしたいのか、目的や優先順位を明確にしておくと、必要以上に迷うことも少なくなるはずです。


清掃性や断熱性が注目のポイントに

リフォーム事業者で働く営業マンやプランナーを対象に「ユーザーにおすすめしたい商品」についてリフォーム産業新聞が実施したアンケートをまとめた「リフォーム大賞2023」では、バス部門で、

1位 サザナ(TOTO)
2位 シンラ(TOTO)
3位 オフローラ(パナソニック)

という結果が出ました。
「サザナ」については、床が乾きやすい、清掃しやすい、断熱性が高いといった票が集まり、メンテナンスや断熱性が注目のポイントになっていることがうかがえます。

近年は、半身浴やスマホ片手の入浴など、じっくりと長くバスタイムを楽しむ傾向にある浴室。自分の好みの空間で、リラックスできる時間を満喫する。そのようなニーズが高まってきているようです。

バスリフォームの実績豊富なポラスでは、いまのライフスタイルに合わせたバスルームのさまざまなご提案が可能です。お客様の求めるバスルームの形をリフォームによって実現いたします。ぜひ一度、ご相談ください。


【著者プロフィール】
渡辺圭彦 / 住宅ジャーナリスト
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。全国の住宅、工務店、建築家を取材して回るエディター&ライターとして活動中。著書に「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。


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