間取りはここまで変えられる!マンションリフォームの可能性

間取りはここまで変えられる!マンションリフォームの可能性

リフォームの基礎知識

目次

リノベーションと聞いて、皆さんは何を想像するでしょうか。部屋の間取りさえも大きく変更できるリノベーションは、建物に新しい価値を与えてくれます。 しかし、どんなものにもメリットとデメリットは存在します。リノベーションを正しくとらえることで、さらにそのものの真の値打ちが見えてくることでしょう。 中古マンションを購入してリノベーションしたほうがいいのか、リノベーション済みで販売されているマンションを購入したほうがいいのかわからない方にもおススメの内容になっています。 不動産価格の高い都心部では、中古マンションのリノベーションを選択肢に入れることで、マイホーム購入の幅が広がるので確認してみてください。

間取り変更リフォームの目的

住宅の間取りはリフォームをしない限り、建築当時のままです。しかし、住人の人数や年齢、関係性などは、年月とともに変化します。例えば、結婚や出産を機に人数が増えたり、子どもが成長・独立したときに、リフォームや増改築によって部屋数の増減を考える人は多いと思います。 ほかにも、生活をしていると「日当たりが良くないので、採光の良い部屋にしたい」「物が増えたので収納スペースを増やしたい」といったニーズが出てきます。そんな住人の思いをかなえるのが、間取り変更リフォームです。

間取り変更リフォームの種類

複数の部屋を一つにする

複数の部屋の間仕切りを取り払って、1つの大きな部屋をつくるリフォームです。例えば、リビング・ダイニングの間仕切りを撤去して、ホームパーティや趣味の集まりでお客さんを招待できるような広々とした空間をつくりたい場合などに行われます。構造的な問題がクリアされるなら、経年とともに暗くなりがちな和室も交えてリフォームすると、明るく開放的な部屋として生まれ変わります。

間仕切りをして部屋を分ける

「2人の子どもが成長してきたので子ども部屋を2つに分けたい」「夫婦どちらかが風邪を引いたので別々に寝たい」というときは、新たに間仕切りを設けて部屋を分けることができます。間仕切りをパーテーションのようにしたり引き戸タイプにすれば、部屋を分けたまま固定することなく、元の一部屋として使うことができます。

水まわりの配置を変える

老朽化した住宅を長く使うためには、水まわりのリフォームは避けられません。なかでもキッチンについては、新しいタイプの製品が次々出てくることもあり、丸ごとの取り替えや、壁付け式から対面式への変更などを希望する人が多くいます。この場合、配管の移動や新設を行う必要があると費用がかさみますので、どうすれば費用を抑えながら思い通りのリフォームを実現できるのか、リフォーム会社に相談すると良いでしょう。

成功する間取り変更のポイントとは【生活動線】を意識すること

部屋の広さや、必要な部屋数を確保することだけを考えて間取り変更を行うのではなく、大切なのは「生活動線」 を意識すること。 生活動線に無駄のない間取りとすることで、最短距離での移動が可能となります。 特に家事動線を意識して考えることで、無駄な時間も省くことができます。 スムーズな動線が生活を快適にすることは間違いないといえます。 例えば、リビングを広くするためにキッチンを最小限の広さにしてしまい、後悔することもあるそうです。 そうならないために、まずはキッチンでの動作を洗い出し、動きやすい最低限の広さを確認しましょう。 キッチンが対面式であれば、キッチンに立った際の背後のスペースに冷蔵庫・食器棚等を置く場合が多くあります。 調理をしつつ後ろを振り向き物の出し入れがしやすいのはどの程度のスペースか。 また、家族ですれ違う場合の広さはどの程度なのかをしっかり確認しましょう。 つまり、日々の「生活動線」を意識することで、リビングでもキッチンに居ても快適な広さを実現することができるのです。 計画段階では、リフォーム会社へ、その点をよく相談して進めるようにしましょう。 また動線以外にも日常生活に必要な、採光や冷暖房にも配慮しましょう。 採光を確保するために窓の位置や大きさを工夫することはもちろんですが、あわせて断熱性能に優れた窓(サッシ)に交換し、床・壁・天井などの断熱材も強化するなど、性能面での快適性も改善し、より快適な空間になるはずです。

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