お風呂リフォーム あれこれ
リフォームの基礎知識目次
浴室リフォームで注意したいポイント4つ
浴室のリフォームを成功させる4つの注意点をご紹介します。 次のことに気を付けて、リフォームの計画を練ってみてください。 ・ショールームで実物を見る ・必要な機能かを検討する ・浴室の形態を考える ・浴槽のサイズを考える それではリフォームにおけるそれぞれの注意点について、見ていきましょう。
ショールームで実物を見る
浴室のリフォームは、実物を見るとイメージが湧きやすくなります。 各社でショールームを展開しているので、リフォーム前に是非足を運んでみて下さい。 浴槽などのサイズは、浴室に収まる大きさかどうか。 実際に浴槽に入ってみて、サイズ感はどうかなど、実際に確認しておくことで、失敗を防げます。
必要な機能か検討する
浴室機能は年々進化しています。 とはいえ、最新のものが自分にとって使いやすいとは限りません。 本当に必要な機能だけを絞ってリフォームすることで、コストを抑えつつ、快適な浴室が手に入ります。
浴室の形態を考える
浴室にはシステムバスと在来浴室の2つの形態があります。 現在、マンションのお風呂はほとんどがシステムバスですが、どちらもメリット、デメリットがあるため、自分にとって使いやすい方はどちらかをよく考える必要があります。
浴槽のサイズを考える
浴槽のサイズを決める時は、家族の人数や浴室の広さなど、あらゆる条件を考慮しましょう。 広すぎても光熱費がかかりますし、狭すぎると窮屈です。 家族みんなが落ち着ける、使いやすい浴槽のサイズを選ぶのが一番です。
浴室リフォームの注意点
浴室リフォームの流れを把握する
リフォーム工事をしている間は自宅のお風呂を利用できません。 浴室リフォームで失敗しないためにも、全体的な流れを把握しておきましょう。 大まかな流れとしては、最初に浴室全体の面積を確認します。 面積を確認した後、浴室の工法を選択しなければなりません。 浴室の工法は主に「在来工法」と「ユニットバス・システムバス」の2種類になるでしょう。 昔ながらの浴室工法は「在来工法」です。在来工法とは、家の中の1室を浴室として使う方法になります。 そして、「ユニットバス・システムバス」はバスタブなどをワンセットとして工場で製作し埋め込むタイプです。 ユニットバス・システムバスは在来工法よりも浴室機能がアップします。 しかし、バリエーションは少ないです。 それぞれメリット・デメリットがあるのでしっかり把握しておきましょう。 在来工法が決まった後は、浴室の材質選び、設備の選択になります。 最終的に全体の構造が決まればいよいよ工事です。
浴室リフォームのベストな時期
浴室リフォームの注意点で把握しておきたいのがリフォームの「時期」です。 一般的に、浴室リフォームのベストな時期は15年~20年が目安になります。 15年以上使い続けていると浴室内部にカビや汚れが目立ち始めるでしょう。 特に、定期的なメンテナンスをしていない浴室ほど寿命が短くなります。 脱衣所の床がぶよぶよしている、浴室の壁にカビが生えている、ヒビ割れが起きている、排水が流れにくい、変な臭いがするなどの症状は要注意です。 できるだけ早めにリフォームをしたほうが良いでしょう。 リフォーム時期を逃してしまえば、費用も高くついてしまいます。 また、エネルギー消費量が増えるため水道光熱費も高くなるのです。
断熱材を入れるリフォーム
浴室には裸になって入るわけですからその温度差でいきなり体が冷え、温められ、脳梗塞を引き起こす高齢者も少なくありません。 そのようなトラブルを防ぐためにも浴槽・床・壁といったところに断熱材を入れるリフォームを行う人が増加しています。 浴室暖房機を入れるところもあり、断熱効果を高めるためのリフォームはさまざまです。 どのような方法で断熱効果を高めるのか、家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。 お風呂の寒さ対策のためにどの部分をリフォームするのかきちんと計画を立てていかなければなりませんね。 業者によっても使う断熱材が変わるので要チェックです。
商品代とリフォームの工事代が別の場合
ユニットバスのリフォームについての値段を調べている時、端っこに小さく「工事代・施工費別」などと書かれているケースがあります。 これは「ユニットバスそのものの商品代とは別に、工事や撤去をするための代金が必要ですよ」という注意書きです。
実はユニットバスの商品代自体は意外と安かったりします。 そのためパッと見で安価だと思う場面も出てきます。 しかし別で工事費用が必要だった…という勘違いが少なからず起こります。 もし商品代以外の出費を想定していなかったとなると、後々のトラブルに繋がりかねません。 商品代のみなのか、工事費その他も一緒なのか この2つは特にしっかりとチェックするように気をつけましょう。
配水管廻り
バスルームのリフォームをする時は配水管のことも気をつけなければいけません。特に以下の場合は注意が必要です。 ・老朽化によってバスルーム下の排水管にヒビや割れで水漏れが起こっていないか ・建物自体の排水管にも水漏れが起こっていないか ・今現在でなくとも近い将来水漏れが起こりそうではないか バスルーム下の排水管廻りは大抵塩化ビニールで出来ており、耐水性能が高くなっています。 しかしマンションなど建物自体の排水管は以前は鉄製が多く、長年使われた排水管はサビによって破裂しやすくなっています。 その鉄製の排水管をリフォーム時に見逃していたばかりに、リフォーム後わずか数年で修繕のために取り壊さなければならなかったという事例もあるようです。そんな事にならないためにも、バスルームだけでなく建物自体の配水管廻りについても充分チェックしましょう。 浴室リフォームについて詳しくみてきましたがいかがでしたでしょうか。 満足のいく浴室にするためにも疑問点を打ち合わせ段階で解消し、きちんと納得のいくリフォーム内容・費用かどうか確認が大切です。