セカンドライフを考える。定年退職後の豊かな暮らし

セカンドライフを考える。定年退職後の豊かな暮らし

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定年後の過ごし方について、漠然と不安に思ったりしていませんか。 日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性は87.26歳(2018年厚生労働省発表)となり、将来的に100歳まで生きる人は2人に1人の割合になるだろうとも予測されています。 まさに「人生100年時代」とも言える今、定年退職した後の時間の使い方や過ごし方はどう選んだらいいのか迷いますよね。 そこで、オススメの定年退職後の過ごし方とともに、充実したセカンドライフの実現のために、今から備えておきたいことをご紹介します。 すでに定年退職を迎えて老後を過ごしているシニア世代の現在の心境や状況もご紹介しますので、自分らしい充実したセカンドライフを迎えるためにも、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。

セカンドライフの収入と支出はどうなる?足りない分は貯蓄から!?

現役世代とシニア世代の毎月の収支にはどんな変化があるでしょうか? 総務省が発表した2019年「家計調査(家計収支編)」によると、退職後のシニア夫婦世帯の平均的な毎月の収入は24.5万円。 公的年金の受け取りが中心です。 これに対し、平均的な毎月の支出は27.4万円。毎月2.9万円が不足する計算です。 現役世代に比べ毎月の出費は小さくなるものの収入の範囲内には収まらず、今まで蓄えた金融資産の取り崩しが発生しています。 足りない分は貯蓄から・・・というのがシニア世代の実情のようです。

シニア世代の支出は現役世代の6割程度

子どもの卒業や独立、ローンの完済などにより支出が以前より少なくなる方もいらっしゃることでしょう。 55~64歳の2人以上現役世代の支出は平均45.4万円、一方、65歳以上のシニア無職世帯の支出は平均27.4万円となっています。 ただし、「医療」と「交際費」にかかるお金は現役時代より増える傾向にあるようです。

シニア世代の収入は現役世代の半分以下

勤め先などからの収入から公的年金中心の生活にシフト。55~64歳の2人以上現役世代の収入は平均57.6万円、一方、65歳以上のシニア無職世帯の収入は平均24.5万円となっています。 ライフステージが変わって収入面での変化を迎えることについての心構えをしておきましょう。 退職後の生活の基盤が公的年金という方は、いくらもらえるか確認してセカンドライフの生活費をシミュレーションしてみるとよいですね。

自分にピッタリの趣味の見つけ方

自分にピッタリの趣味を見つけるのには、いくつかのコツがあります。以下のような視点で模索してみれば、自分に合う趣味が見つかる可能性も高まるでしょう。 若い頃に好きだった趣味を再び始めてみて、再度熱中するようになったというケースがあります。 たとえば、若い頃にスキーに熱中した経験はありませんか?1987年、映画「私をスキーに連れてって」のヒットでスキーブームが巻き起こりました。 当時30歳だった人は今年60歳となり、下火になっていたスキー客数も近年は復活のきざしがあるようです。 このように、自分に合う趣味は、長い人生のなかで一度は経験済である場合も少なくありません。

誰かと話をすることがキッカケに

複数人でアイデアを出し合って新たな発想に結び付ける手法を「ブレインストーミング」といいますが、これは趣味を探す際にも有効です。 1人で考え込むのではなく、人と会って話すことがキッカケになる可能性もあります。 気の置けない仲間との何気ない会話のなかで「それ、おもしろそうだね。やってみよう」という展開になるかもしれません。 まずは会社の同僚や学生時代からの友人を誘って、近況や今後について語り合ってみてはいかがでしょうか。 思わぬヒントが得られるかもしれません。

いろんなものに小さく挑戦してみる

イメージや先入観だけで、その趣味が自分に合う・合わないを判断しまうのはもったいないです。 「やってみたら面白かった」という体験はとても多いものです。気になるものにはとりあえずチャレンジして、もし自分に合わなければ止めればよいという気持ちで、気楽に楽しむのがおすすめです。 その際に大切なのは、小さく始めること。道具や衣装を最初から完璧に揃えるのではなく、まずは友人から借りる・専門店で体験してみる・自分の持っているもので代用してみるなど、スタートすることを優先してみてください。 また、前期高齢者(65歳以上74歳以下)より後期高齢者(75歳以上84歳以下)の方が、趣味の種目数が減少するという傾向があります。比較的若いうちにいろいろな趣味を試してみることで、趣味の幅が狭くなることを防止することにもできます。

未来の自分が毎日ウキウキ暮らすために、将来どんなふうに過ごしたいかについて早めに模索しておくことは、とても大事なことなのです。

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