子供の成長に合わせて考える。リフォームのススメ

子供の成長に合わせて考える。リフォームのススメ

リフォームの基礎知識

目次

子どもと暮らす家のリフォームはいつ頃から準備すべきでしょう?

仕事や家事などをこなしつつ、育児を行う暮らしは、経験がないとなかなかイメージしにくいかもしれません。 乳児期に手がかかるのはもちろんですが、何の心配もなく、自分のことを自分でできるようになる小学校高学年頃までは、子どもの動きに目を配れる空間が必要です。 そのようなときに部屋が散らかっていると、時間にも気持ちにもゆとりがなくなり、大きなストレスになるでしょう。また、子どもにとっても、動線や収納がルール化・システム化されていないのは、混乱する原因になります。 子どもが生まれる前にリフォームをして、子育てしやすいステージを作ることができれば、その後の生活の快適さは劇的に変わるでしょう。 実際に、産休中にリフォームを依頼に来る方は多くいます。

子供の成長に合わせた家づくり

家づくりを考える際、部屋の構成をどうするかというのは、非常に悩むところでしょう。 その中で、お子さんが成長するにつれ、「与えたほうが良いのか…?」「与えるにしてもいつから作ろうか…」と考えるのが、子供部屋ではないでしょうか?

いつかは必ず必要とわかっていても、小学生からで良いのか?中学生からで良いのか?と、いつから用意してあげれば良いのかがわからない…。 今回は、そんな子供部屋についての必要性と与える時期についてまとめました。

子供部屋のメリット

子供に自分の部屋を与えるメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。 ・管理する力、整頓する力を育てる。 子供は自分だけのスペースを与えられることで、自分の持ち物を自分で管理し、自分で整理整頓する力が育ちます。リビングなどの共用スペースだと、ついつい親が片づけてしまいますが、自分だけの部屋ができることで「自分でやらなくては」という自立した気持ちが生まれます。 ・子供のプライバシーを確保する。 子供も成長するにつれ、一人になる時間やスペースが必要になってきます。 そんな時、子供部屋は子どものプライバシーを確保すると同時に、他人のプライバシーを尊重するという気持ちも養うことができるのです。

子供部屋を与える時期

では、一体いつから部屋を与えるのがよいのか。 これを決めるのが一番難しいですよね。なぜなら●歳になったらどんな子でも子供部屋を与えてOK、というわけにはいかないからです。 お子さんの成長度や、性格によってベストな時期は違いますし、その見極めも難しいです。 いつ与えるのがいいのか難しいとは言いつつも、例えば3、4歳の幼稚園生の頃の持ち物は服とおもちゃくらいなので、まだ早いかもしれません。 そのためランドセルや教科書、お道具セットなど、自分持ち物がぐんと増える小学校入学を機に、というご家庭も多いようです。 この時期にお子さんと話し、子供部屋を与えてみてはいかがでしょう。 また、この小学校入学の時期でもまだ早いと感じた場合、次のタイミングは中学年~高学年にさしかかる9~10歳頃がおすすめです。 この頃には自立心が芽生え、自分でやりたいという気持ちが出始めるので、自分の部屋が欲しい、と自ら希望するお子さんも多いようです。

子供部屋を与えるときの注意点

親として、子供部屋を与えるときの心配は「部屋にこもりきりになってしまわないか」「友達のたまり場になってしまわないか」「中で何をしているか把握できなくなってしまうのではないか」ということではないでしょうか。 そうならないためには、子供部屋の場所がポイントになります。 玄関から自分の部屋に直行できる位置に部屋があると、部屋への出入りに親の目が届かなくなります。 それを回避するためにも可能であれば、リビングを通る位置の部屋がベストです。 また、最初にお子さんと部屋についてのルールを決めることも大切です。 パソコンやゲームは自分の部屋に置かずにリビングでやる、親に黙って友達を部屋に招き入れない、などです。 そしてルールはお子さんだけでなく、親も守りましょう。 子供部屋に入る時は必ずノックをする、部屋のなかのものは勝手にいじらない、など子供のプライバシーにも配慮することで、お子さんもルールを守るようになります。

お子さんの自立心を育て、成長を促すには効果的な子供部屋。そんな子供部屋を与えるタイミングは親御さんの考え方、お子さんの性格によって千差万別です。 「お友達はもう自分の部屋をもっているから」「もう●歳だから」というような一般論でなく、お子様の成長具合によって時機を見極めるようにしましょう。

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