水廻りの悩みを解決 掃除の基本

水廻りの悩みを解決 掃除の基本

お掃除

目次

水回りは湿気が多く、汚れが発生しやすい場所でもあります。 水回りの汚れの原因としては、水垢やカビ、細菌など、さまざまな要因が考えられます。 スペースによっても発生しやすい汚れの種類が変わってきますので、ここでは汚れ・場所別の掃除方法について解説してみましょう。 毎日使う場所だからこそキレイにしておきたい、洗面所やキッチンなどの水回り。でも排水口のヌメリや、なかなか落ちない水アカ汚れに嫌気がさして、汚れを見て見ぬふりしていませんか? 水回りの汚れは、日々の汚れが積み重なると、なかなか落ちない頑固な汚れになってしまいます。しかし、メイクをした後や洗い物終わりなど、気づいた時にササッと掃除できるポイントを知っておけば、蓄積汚れを作らずにすみますよ。 今回は、そんな水回りのヌメリや水アカを撃退するための掃除方法のポイントをご紹介します。

水回り掃除、4種の神器

今回ご紹介する水回りのお掃除には、以下の4つのアイテムを使います。 ●メラミンスポンジ ●クエン酸 ●重曹 ●酢 この4つがあれば、水回りの問題児であるヌメリや水アカをキレイに取り除くことができます。 いずれも100円ショップで購入できるアイテムばかり。 まずはこの4つを用意して、掃除の準備を整えましょう。

毎日の洗い物などで頻繁に使用するキッチンのシンクは、色々な汚れが付きやすい部分。 水垢はもちろんですが、油汚れや食品などが付着しやすく、こまめな掃除が必要になります。 シンクに付いた汚れを徹底的に除去するには、洗浄力の高い洗剤を使用するのが1つの方法です。

ただ、食品を扱う場所だけに体への影響を心配する方は、重曹を使うのがおすすめ。 市販されている商品の濃度で使うのが心配な方は、スプレーボトルを用意して自分で濃さを調節してみましょう。 汚れが気になる所に洗剤を吹き付け、メラミンスポンジなどで全体を洗います。 この場合、蛇口の部分も忘れずに洗っておきましょう。 排水溝は特に汚れやすい場所です。 ヌメリがひどい時には、洗剤をスプレーしてしばらく置いてから、柄の長いブラシでこすると綺麗になります。 酵素配合の洗剤なら、排水管を傷めることなく溜まった汚れがすっきりと取り除かれます。 汚れが溜まるのを防ぎたい場合、排水溝用のネットや水切りトレーを予め設置しておくと良いでしょう。 排水溝に置くだけでヌメリを予防する固形の洗浄剤も、意外に役立ちます。

洗面台汚れは何が原因?

洗面台は歯磨きや洗顔で水を使用するため、高湿度によってカビや水垢が発生する可能性が高いです。 さらに、石けんカス・歯磨き粉・化粧品が付着することで、汚れが広がっていきます。

洗面台汚れの原因は主に4種類に分けることができます。まず、空気中に存在するカビ菌によって発生する「黒ずみ」は、石けんカスや皮脂などの汚れを栄養にして成長するタイプです。 栄養源となる汚れをこまめに除去すれば、黒ずみを防ぐことができます。 「赤カビ」はロドトルラと呼ばれる酵母が原因で、繁殖スピードが速いです。 「水垢」は水道水に含まれているカルシウムなどの成分が固まり、白色のうろこ状になった汚れを指します。 「油汚れ」は洗面台に触れた時に付く手垢や、化粧品が飛び散った時に発生する汚れです。

お手入れの頻度を減らすには?

陶器の洗面台の場合は、一旦汚れが付いてしまうと落とすのにも少し手間取ります。 こまめに掃除ができる場合は重曹などの軽めの洗剤でも対応できますが、もっと掃除を楽にしたい!という場合は汚れ防止効果のある洗剤を使ってみては?ホームセンターや通販ショップなどでは、コーティング剤を配合した洗剤を販売しています。 この手の洗剤を使って洗うと、洗面台が軽くコーティングされた状態になり、汚れが付くのを予防できます。 効果のほどは素材や使い方などによって変わりますが、洗面台の掃除を楽にしてくれるお役立ちアイテムの1つとして準備をしておくと、お手入れの頻度が減らせるかもしれません。 また、洗面台の排水管の汚れを防ぐには、排水口に専用のトレーやスポンジを設置しておくという方法があります。このようなアイテムを設置していれば、ゴミや髪の毛などが排水管に流れずに済みます。

洗面ボウルの掃除方法

洗面ボウルはこまめに落ちている髪の毛を取り、排水口の網目に髪の毛を溜めないようにすることが重要です。 髪の毛が溜まると汚れが付きやすくなり、カビの繁殖に繋がります。 汚れが酷い時は浴室用洗剤のスプレーを洗面ボウル全体に吹き付けて、スポンジで拭いていきます。 石けんケースなど、周辺アイテムを移動させて隅々まで洗うことがコツです。 スポンジで洗いにくい所は、先程と同じように歯ブラシを使いましょう。 水で洗剤を洗い流し、乾拭きで洗面ボウルの水分を除去すれば作業完了です。

排水口の掃除方法

排水口の臭いが気になる場合は塩素系の排水パイプ洗剤を排水口の内側に付けて、一定時間放置してから洗い流せば臭いが軽減されます。 使用量や放置時間が洗剤によって異なるため、事前に製品情報を確認してから使う必要があります。

鏡の掃除方法

鏡は歯磨き粉や水滴が付着している時、速やかにティッシュで拭き取れば綺麗な状態を保ちやすいです。 付着したばかりの汚れなら、簡単に落とすことができます。 歯磨き粉が乾いて固まっている時は、ティッシュを少し濡らせばOKです。 1ヶ月に1回くらいのペースでガラス用洗剤を鏡に吹き付け、毛羽立たない布で拭き取ればピカピカの鏡に仕上がります。 ガラス用洗剤を使う場合は手袋を着用し、周囲に飛び散らないように使うことが大切です。 また、毛羽立たない布がない時は、古いTシャツを活用すると良いかもしれません。

照明の掃除方法

照明は汚れが目立ちにくい部分ですが、年に1〜2回は掃除する必要があります。 必ず電源を切ってから、照明カバーと蛍光灯を取り外してください。 蛍光灯を設置していた場所は、水拭き・乾拭き・乾燥という流れで掃除します。 電気を使用している場所なので、水拭き用の布はしっかり絞ることがポイントです。 取り外した照明カバーは台所用中性洗剤とスポンジを使って洗浄し、どちらも十分に乾燥させてから元の場所に戻します。

キャビネットの掃除方法

キャビネットと洗面台の下は掃除方法がほとんど同じです。 まず、化粧品など収納している小物を全て取り出し、台所用洗剤を付けた布で全体的に拭いていきます。 細かい部分は割り箸の先に布を巻きつけた道具を使うと、汚れを除去しやすいです。 洗面台の下の排水管にカビが発生している場合は、歯ブラシにクレンザーを付けて掃除します。 カビが発生しないように、普段からこまめに換気しておくことがテクニックです。 水拭きと乾拭きを済ませたら、洗面台の下の戸を開けたままにして乾燥させます。 乾燥してから小物を元の場所に戻しますが、不要な小物がないかチェックしながら行うことが大切です。 キャビネットや洗面台の下は70%くらい収納することを心掛ければ、気軽に掃除できます。

お風呂場は水場であるため、水あか(アルカリ性)が発生する可能性は天井から壁、すべてにあります。 皮脂など(酸性)の汚れは低いところに発生しやすくなっています。 お風呂の掃除を難しいと感じている人の多くは、酸性とアルカリ性、どちらか片方の洗剤しか使用していないか、もしくは中性洗剤のみだけを使用しているかです。 例えば重曹(アルカリ性)だけでは、水あか(アルカリ性)は落とせませんし、クエン酸(酸性)だけでは皮脂(酸性)は落とせません。 一般的に発売されているお風呂掃除用洗剤は中性が多く、泡の力で落とすことが多いです。 この場合は中和させる力を使っていないため、頑固な汚れになってしまった場合には少し力が必要になるということです。 自宅で使用しているお風呂場の洗剤の性質をチェックして、使いわければお風呂掃除がグンと楽になりますよ! 場所によって、溜まりやすい種類の汚れや、やりやすい掃除の仕方があります。 どのようなタイプの汚れがつきやすいのか、汚れ種類によって落とし方が変わってきますので、どのような汚れなのか把握してお風呂掃除を始めるとよいでしょう。 気になるポイントをチェックして、日頃のお風呂掃除に役立ててください。

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