まずは自分で確認!自宅の耐震チェック

まずは自分で確認!自宅の耐震チェック

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自宅が地震に対してどのくらい耐えられるかを知っていますか。 建物には耐震等級といわれる、建物の耐震性を評価するものがあります。 この耐震等級を知っておくことで、自宅が地震に対してどのくらい強いのか判断することができます。 自宅の耐震等級を確認する方法として、住宅性能評価書という評価書から確認するという方法があります。 住宅性能評価書は、建物の安全性を10項目から評価して、発行されるものです。 その建物のさまざまな性能と耐震等級を一般の方でもわかりやすく確認することができます。 本来は新築で住宅を建てる際に、住宅性能評価書の作成を依頼することで発行されますが、作成依頼をおこなっていない場合は発行されていないことがあります。 この場合、新たに既存住宅の住宅性能評価書を作成しなければいけない点に注意しましょう。 新たに既存住宅の住宅性能評価書を作成した場合は、耐震等級3相当といったように本来の耐震等級とは違い、相当という扱いになります。 本来の耐震等級と相当で、耐震性の違いはありませんが、相当の場合は地震保険などの割引が受けられないことがあるという点に注意してください。

自分でもできる!簡易「耐震診断」表

耐震診断は敷居が高いという方には、自分でできる耐震診断もあります。 「一般財団法人 日本建築防災協会」が自身のHP内で公開しているので、気になる人はぜひ見てみると良いでしょう。 方法は簡単、専用のチェックシートに記入していくだけです。

•建てたのは1981年5月以前か? •今まで大きな災害に見舞われたことはあるか? •増築はしているか? •建物の平面はどんな形か? •大きな吹き抜けはあるか? •1階と2階の壁は一致するか? •東西南北どの面にも壁はあるか? •屋根萱材は何か? などのチェック表に答えて、合計点数を確認します。7点以下なら、専門家に診てもらったほうがいいでしょう。

自宅の耐震等級の確認方法を知っておくことは大切です。 自宅の耐震等級がどの評価を受けているのかで、住宅の地震に対する強さを理解することができます。 同じく各等級の評価が、地震に対してどのような強さを示しているのかも知っておきましょう。 しかし、等級を確認しただけでは本当に地震で被害を受けないとは限りません。 築年数がたって、建物の部品が劣化しているおそれもあります。 そうなってしまうと、本来ならば耐えられる地震であっても、建物が倒壊してしまうかもしれません。 そうならないためにも、等級の確認だけではなく、業者に建物の補強工事の相談をしてみることをおすすめします。 業者であれば、自分では確認できないような建物の異変を見つけ出して、補強してもらうことができます。 「天災は、忘れたころにやってくる」ということわざがありますが、震災も忘れたころにやってきます。 いずれやってくる災害に備えるためにも、日ごろから自宅の耐震化や食料の備蓄など震災に備えることが、大切ですよ。

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